すきなもの

東京に来てつくづく思うこと。
自分が好きなのはなんなのか、いつだって忘れちゃならん。

4年間、誰とも分かり合えなかった音楽。
自分のセンスが悪いのか。ずう〜っと自問自答してたよ。山口では誰一人ライブで踊ったりしなかった。
おとなしく聞きたい人もいる。轟音なんて、耳障りなだけなのかな、とか考えてみたり、パワーコードって単純すぎて話にならないのかなとか思ったり、周りが聞く音楽がいいものなんだろうと、ひたすら聴いてみたりしたよ。

だけどわたしの本当に好きなものはやっぱりパンクだったんだ。
危うく忘れるとこだったよ。
そしてわたしは間違ってなんかなかった。
狭い世界にだまされるとこだったよ。


つい先日、軽音のライブに行ってきたよ。
みんなたのしそうだった。見てるこっちもたのしかったよ。
うまい下手なんか、関係ないよ。手加減は、よくないけどさ。
好きなことを堂々とやってやれ!それでいいんだ。じゃないと忘れてしまいそうになるから(だからこっちも好き勝手踊らせていただいた、君ら最高だ!と伝える意味も込めて)。
うまくなることも大事だけど、やりたいことがやれないのは、そっちのほうが悪いと思う。
自分を見失っちゃならん。好きなことぐらい、自分でわかってないといけん。


じゃないと、なくしちゃうよ。
好きっていうその気持ちは、宝物だ。