最近の中学生

もうみんなはダンディ坂野のことなんて忘れちゃったんだろうなあなんて思いながら言ってみました。ダンディが好きなわけじゃないけどさ。
教育実習が半分おわりました。今日はみんなに買うお土産とかを吟味したり皮膚科に行ったりしてのんびりしてました。
うちの中学校の生徒は素直な子ばかりです。もうびっくりしてしまうくらい。活発な子もおとなしい子も一人残らずみんな可愛い生徒ばかりです。塾のバイトで最悪な中学生にあたったことがあったのでびくびくしてましたが安心しました。
ひとつ残念なのは、夏休みの宿題を出す人が少なすぎたことです。本気であれはびっくりしました。あんまり生徒たちに怒りたくないのもよくわかります。しかし、学力低下はかなり深刻な問題としてうけとめるべきだとわたしは思っています。いやがる生徒に怒りながら無理にさせろってことじゃないんです。ちゃんと日々の学習習慣をつけさせるべきだってことです(少なくとも、数学は演習量が命ですし)。家庭教育ではほとんどそういうことしてくれませんから。
はっきりいって、今の家庭教育は子供に任せすぎというか、自由にさせすぎというか、そういう印象があります。子供の権利ということばをはきちがえています。親はわが子を信用しすぎというか安心しすぎです。パン屋で働いてても感じてました。でも先生としてやっていて、ますますそう思いました。
勉強をしてほしいのは、わたしが、できれば子供たちに大学に行ってほしいと思うからです。二つ理由があります。ひとつは、すんでいた土地とは違うところに行って、違う地域社会を経験してほしいのです。わたしはかなり実感させられました。とくに、島のような特殊環境?にいると、社会の動きを見ることができないからです。
もう一つは、月並みな言い方ですが、教養を身につけてほしいです。これもさっき言ったように社会の動きを見れるようにってのもありますが、大人になったら子供をそだてるわけですから、そのための知識、教養を身につけてほしいです。
わたしは、だから勉強してほしいんです。島の高校をでるだけでは、島での社会しか体験することができません。やっぱり、体験することは大事だと思います。教養についても言えるのですが、大学に実際入らないとこのようなことには気付けないと思います。先程の理由をうまくまとめると、そのようなことを知って、いつか生徒たちが大人になったら、子供を家庭でちゃんと教育してほしいです。
大学に行ってほしいもう一つの理由として大卒はやっぱ人間性が違うとかいいたかったけど、スーフリとかあったし、それは一概には言えませんね。ということは、べつに専門でもいいのかな?とも思ったりもしますが、やはり、大学のほうがいろんな人がいっぱいいるからいい刺激になるはずです。
とにかく、甘やかされすぎ、子育てをめんどくさがりすぎだと思います。と、女王の教室も見ながら思ったのでした。